捨てどころのない魚の代表格と言われる「寒鱈(かんだら)」。そんなタラで作る「あら汁」はダシが絶品です。旬の季節だからこそ美味しく楽しみたい。そんな方に、ひと手間加えるだけでワンランク上の「あら汁」が楽しめるレシピをご紹介。
コツ・ポイント
・アラの下処理をする
・最後までアクをこまめに取る
・野菜は火が通りにくい順番に入れる
分量2〜3人前
捨てどころのない魚の代表格と言われる「寒鱈(かんだら)」。そんなタラで作る「あら汁」はダシが絶品です。旬の季節だからこそ美味しく楽しみたい。そんな方に、ひと手間加えるだけでワンランク上の「あら汁」が楽しめるレシピをご紹介。
・アラの下処理をする
・最後までアクをこまめに取る
・野菜は火が通りにくい順番に入れる
あらかじめ「タラの下処理」をしておきましょう。>>下処理方法はこちら
「大根・人参」はいちょう切り、「ごぼう」はささがき、「ネギ」は薄めの斜め切りにします。「白菜」は茎と葉の部分を別々に分け、食べやすい大きさに切ります。(鍋に入れるタイミングが異なります)
下処理をした「アラ」を鍋に入れます。アラが隠れるくらいまで「水」を入れたら「だしパック1包・酒60cc」を加え中火にかけます。
タラのアクが出てきたら、こまめに取り除きます。(ていねいにアクを取ることが美味しく作るポイント)
沸騰してきたら「だしパック」を取り出し、弱火にします。『大根→人参→ごぼう』の順に入れ、火が通るまで煮ます。さらにアクが出てきたら丁寧に取り除きます。(タラの身が崩れないよう、やさしく取りましょう)
スープが透明になったら『白菜の茎→葉』の順に入れ、火を通します。
白菜に火が通ったら、お玉で汁をすくい「塩」をのせ溶かします。鍋に入れ、静かに溶かしながら味付けしていきます。強くかき混ぜるとタラの身が崩れるので気を付けましょう。
最後に風味づけの「醤油」を入れ、「ねぎ」を入れたら完成です。素材の味を活かしたワンランク上のあら汁をお試しください。(お好みで七味をかけるのもオススメですよ)
寒鱈(かんだら・別名マダラ)の旬は最も寒い1月〜2月。特に1月の鱈は絶品です。オスが白子、メスは鱈子、旬の時期は切り身のトロける食感も絶妙です。アラはアラ汁に。捨てどころのない鱈は様々なお料理で活躍します。白子は旬の2月中旬を過ぎると急激に水っぽくなり美味しさがなくなります。つまり鱈が本当に美味しいのは1年で1ヶ月だけなのです。北海道から三陸沖の大平洋沖と日本海北部で水揚げされます。旬が短いからこそ美味しい、鱈はそれを代表るすお魚です。
>>寒鱈(タラ)特集ページはこちら