- 「しらす」には、歯や骨の形成に必要な「カルシウム」や「ビタミンD」。脳の病気を予防する「ビタミンB12」など多くの栄養成分が含まれています。
「シラス」とは、カタクチイワシやマイワシ、イカナゴなどの稚魚の総称を言います。東日本で多く水揚げされるのが「イカナゴ」。西日本で多く水揚げされるのが「カタクチイワシ」です。今回は東日本で水揚げされる「シラス(イカナゴ)」の栄養成分をご案内いたします。シラスは鮮度落ちが早いため、水揚げしてすぐに茹でたものが市場に流通します。それが「釜揚げしらす」と言われ全国各地で消費されます。
【しらすの栄養成分 その1】歯や骨の形成に必要な「カルシウム・ビタミンD」
「しらす」に含まれる「カルシウム」は、歯や骨の形成に必要な栄養成分です。カルシウムは子供の成長や、お年寄りの骨粗鬆症(こつそそしょうしょう)の予防に効果的と言われています。
また、しらすには「ビタミンD」も多く含まれています。ビタミンDは、カルシウムの吸収を助ける効果があり、一緒に吸収することにより丈夫な歯や骨を作り出す効果があると言われています。
【しらすの栄養成分 その2】神経の修復をする「ビタミンB12」
しらすに含まれる「ビタミンB12」は脳細胞や脳神経の再生修復を行う栄養素と言われています。脳細胞や脳神経が再生・修復されることで「パニック障害」「不眠症」「自律神経失調症」などが改善されると言われています。
【しらすの栄養成分 その3】脳血栓・心筋梗塞を予防する「セレン」
しらすに含まれる「セレン」は、血圧に関わるホルモンに作用し、血管を拡張させ血液が固まるのを防ぎます。その結果、脳血栓、心筋梗塞など「血栓症」の予防に効果的と言われています。