OSMC（オンラインショップマスターズクラブ）とは？
OSMC（オンラインショップマスターズクラブ）は1999年に設立された、全国のネットショップオーナーが集まるイーコマース勉強会。2013年現在で600社を超える会員を持つ日本で一番古く、日本で一番巨大な「会員制オーナー勉強会」です。中小のIT事業者同士のネットワークを構築するきっかけを作り、共同してこれらの課題に取り組む場づくりを目的としています。
2013年11月3日、大阪産業創造館にて行われた受賞式には全国各地からネットショップオーナーが集結しました。山内鮮魚店は記念すべき15周年と共に行われた「第10回全国実践会」にて最高賞である「最優秀実践賞」を頂きました。
第10回OSMC全国実践会 記念パーティー｜大阪帝国ホテル
生花、タオル、似顔絵、エスプレッソマシン。今回受賞された皆さんがそれぞれ、並々ならぬ苦労をされ、ご自分の「こきょう」で、人生と情熱を注いだ商品でお客様とお付き合いしている事を知りました。そして全国にはまだまだ情熱を持ってお客様とおつきあいしている店舗が山ほどあります。Tシャツ、竹製品、武道具、餃子、生ハム、キムチ、古着、トロフィー、本当に様々な業種の方々が一同に集まりお話をさせて頂く最高の舞台がそこにはありました。苦労したから今がある。記念撮影ではそんな方々の笑顔が溢れていました。
（写真：2013年11月3日/大阪帝国ホテル）
受賞のごあいさつ
2005年。当店がインターネットでの通信販売をはじめた年です。あれから8年、様々な試行錯誤を繰り返しお客様と共に歩んだ日々。どうしたら当店のこだわりをお伝えできるのか、どうすればお客様の喜ぶサービスが生まれるのか、一からスタートした当店ショッピングサイトも様々な変革を重ねて参りました。
残念ながら3.11の大津波により一度はすべてを失いましたが、スタッフの協力と共に2012年に無事、通信販売を再開することができました。インターネットでのお買い物が当たり前の時代、当店にできることは何なのか。もっともっと喜んで頂けるサービスとは。
震災の影響により水産物の水揚げも完全に復活しておりませんが、当店は南三陸と共に南三陸の海産物と共に、少しずつでも前へ前へ進んで行きたい、そして当店にしかできないお客様との繋がりを今後とも模索し続けて行きたいと思っております。
2013年11月3日 山内鮮魚店店長
『最優秀実践者賞』にあたり（森本繁生 会長より）
ITを、シンプルに。経営を、シンプルに。世の中を、シンプルに。たどり着いてみると、こんなにもシンプルだった。他人が聞けば、そんなに簡単？と思うかも知れない。 しかしそこに至るまでの複雑との闘いは 先の見えないトンネルのようにすら思える時もある。大人になるほど、どんどん複雑になっていく。 ITは、その複雑さをさらに増幅させた。複雑なことはもうたくさんだ。今、複雑になった時計を巻き戻そう。 シンプルに再び帰り着いた時、 大きな未来への視界が開ける。 第10回OSMC全国実践会では 悩みぬいた上に選択と集中を笑顔で実践し 今後のIT、経営、世の中をシンプルにする 下地を作ることに貢献した方々をご紹介します。
【第10回OSMC全国実践会 最優秀実践者賞】(株)ヤマウチ 山内恭輔さん
山内鮮魚店（宮城県南三陸町）
誰もが忘れない 3.11 東日本大震災。もし、津波で自宅が、会社が跡形もなく無くなったらどんな行動を取るだろうか。想像もつかない。「負けてたまるか。」 南三陸の山内さんが震災2週間後にブログで発信した言葉である。
「負けてたまるか。」被災者の皆さんと助け合った。復興ファンドをスタートした。工場を再建した。さんさん商店街ができた。新商品を作った。
「負けてたまるか。」高知e商人塾へ行った。全国のEC商人と出会った。次々と皆が南三陸を訪れた。南三陸合宿勉強会を行った。みやぎECサイトの会を立ちあげた。
たった2年半の出来事だ。見ろ、これが復興だ。被災地を元気にするだけでなく、日本全国巻き込んで前よりもっともっと良くしてやるんだ。山内さんとお会いいただくことで、復興が加速します。是非、山内さんと話しに来てください！
