kintoneアワード2016

山内鮮魚店店長の山内です。先日の11月9日、幕張メッセで行われた「kintone hive(キントーンハイブ)2016」に参加して参りました。kintoneとは、サイボーズ社が提供している「クラウド型の業務改善サービス」。簡単にいうと、開発の知識がなくても自社の業務に合わせたアプリを直感的に作成でき、クラウド上で社内業務を可視化できるサービスです。

 

当社では数年前よりこのシステムを採用しています。目的は日々の業務の可視化と時間の短縮。つまりお客様によりよいサービスを提供する「時間」を作るために導入しています。このkintone上に業務の流れを集約させることで、どこにいてもスタッフ間の業務が「見える化」し意思疎通のスピードが早くなります。すると無駄な時間が減り、お客様とのやりとりやサービス改善に時間を費やせるのです。

 

kintoneアワード2016

今回の「kintone hive 2016」では、全国のkintoneユーザーによる「グランプリ決定戦」が行なわれました。半年前に始まった「web投票」により勝ち残った5社が、数百人のkintoneユーザーの前で12分間のプレゼンを行い、その内容で「kintone AWARD 2016」のグランプリが決定するという企画です。当社も様々な方々からのweb投票により、最終プレゼンの場に出場させていただきました。

 

kintoneアワード2016

投票方法は、プレゼンを聞くすべての人にボールが一つ渡され、最も共感した企業に投票するというもの。つまり、kintoneというサービスを使いどのように業務改善をしたのかをプレゼンしなければいけません。そして最も重要なことはその内容に「共感できたか」ということ。

 

kintoneアワード2016

私店長の講演テーマは「田舎でもcreativeに生きる鮮魚店」。すごい大それたテーマですね(笑)南三陸という田舎に留まり、田舎で働く環境を選択した当店のスタッフたちが、どうしたら「やりがい」を持って働いてくれるか。何がお客様にとって大切なのかを自分で考え、意思決定し、業務に携わり、喜びを得てほしい。そのために経営者としてすべきことは何か。そんな事をお話しさせていただきました。

 

kintoneアワード2016

何百人の前での晴れ舞台。普段全くスーツを着ない私もこの日は気合をいれて臨みました^^ 舞台上は自分にスポットライトが当たっているため、会場の方々のお顔が見えない状況でしたので、周りを気にする事なくマイペースにお話しできたのが幸いでした。おかげで思ったほど緊張せずお話しできました。

 

kintoneアワード2016

会場も遠くからみるとこんな感じだったんですね。すごい人の数です。南三陸では考えられない豪華なステージ(笑)12分間のプレゼンを終えた後はちょっと放心状態。グランプリ発表まで数時間あるということで会場をいろいろと回らせていただきました。開発者の方々による講演バトルなどもあり、圧倒的なスケールを肌で感じました。改めてすごい場に呼んでいただいた事を実感しました。

 

kintoneアワード2016

そしてプランプリ発表。担当者の方に「グランプリの方にだけスポットライトが当たりますので」と教えていただきましたが、まさか自分が受賞するとは思わず。普段着慣れないスーツが辛く、思わずネクタイを外した状態で壇上へ。でもスポットライトが当たったのは自分でした。南三陸という田舎の、小さな企業の言葉に共感していただいたことに本当に感謝する瞬間でした。

 

kintoneアワード2016

最後はファイナリストの方々、そして審査員、サイボーズ社の方々と記念撮影。ファイナリストの方々とはこの後の懇親会にて意見交換をさせていただきました。業種は違いますが、業務改善にかける思いは同じ。来年時間がある時に、スタッフを連れて会社訪問させていただきたいと思っています。

 

このひとつのクラウドサービスが、山内鮮魚店の業務を大幅に改善したのは言うまでもありません。そして我々経営者ができることは、南三陸の若者たちがcreative(創造的)にやりがいを持って働ける環境を作り、整備し続けること。10年後、当社の取り組みが働く人たちの意識を変え、地域再生に貢献できるよう進んでいきたいと思います。

 

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