20140311あれから3年

 

 

明日からまた、笑顔を忘れず前へ進もう。
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山内鮮魚店店長の山内です。

あの日から今日で丸三年。

私にとっての三年はとても長いものでした。

一年間夢でうなされ、二年間心が宙に浮いているようでした。

突然の顔面神経麻痺にも悩まされました。

皆さんにとっての三年はどんな早さだったのでしょう。

 

3月11日。あの日のことは今でもスローモーションのように思い出します。

今日一日、カメラを持ち様々な事を思いながら南三陸を巡りました。

あの日避難した中学校に立ち、改めて様々な想いを感じ、決意を固めました。

ここで生まれ、ここで育ち、一度は離れながらもこの場所に戻り、そして被災した自分の人生。

図らずも変わってしまった被災地に生きるそれぞれの人生。

 

何よりも感じるのは、被災した事で感じた「故郷の良さ」と「南三陸町民の団結力」そして笑顔で生き抜く人々の底力です。

我々の故郷はなんて強く美しいんだろう。

 

写真は震災から丸三年を迎えた今日の南三陸町です。

日々の生活の中、忘れ去られて行く事は自然な事だと思いますが、今日一日はこの南三陸の景色を見て、愛おしい我が故郷を少しだけ思い出して欲しいと思います。

 

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▲南三陸内湾

 

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▲南三陸町防災対策庁舎前(語り部ツアー)

 

 

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▲南三陸町中心部では本格的な「嵩上げ工事」がようやく始まりました。

 

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▲志津川中学校にて

 

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▲志津川中学校にて。あの日私店長が避難し、津波襲来を見ていた場所です

 

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▲かつて海水浴場だった「サンオーレそではま」

 

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▲かつて海水浴場だった「サンオーレそではま」から

 

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▲南三陸特有のエメラルドグリーンの海

 

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▲「サンオーレそではま」に敷き詰められていた石は積み上げられたまま

 

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▲「サンオーレそではま」

 

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▲津波によって破壊された公園から南三陸内湾を眺める

 

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▲「止まれ」の向こうは、かつて当店の実店舗があった場所です。

 

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▲かつて賑わっていた「おさかな通り」から。以前家々が立ち並んでいた場所です。

 

 

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▲こちらも「おさかな通り」から。嵩上げ工事のため現在は通行止めになっています。

 

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▲南三陸町防災対策庁舎。この日に合わせ訪れ手を合わせてくれる方々がいる事に、こころから感謝の気持ちでいっぱいです。

 

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▲志津川小学校から。所々に嵩上げのためのグリーンの土止めが設置され始めています。

 

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▲盛土の高さを示す指標。最大で海抜10.6メートルを嵩上げする工事が進んでいます。

 

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▲南三陸ベイサイドアリーナで行われた「東日本大震災三周年南三陸町追悼式」

 

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▲南三陸の澄み切った青い空。

 

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▲キラキラ輝く南三陸内湾が心から大好きです。

 

震災で亡くなった南三陸町民は619人。

行方不明者は未だ216人。全壊した住宅3,143戸。

僕の友人も知り合いも本当に沢山の方々が亡くなりました。

この震災で亡くなった方々すべての冥福を祈ります。心から。

 

我々は海によってすべてを失いましたが、やはり海と共に生きるしかない。

辛くても海と共に生き、笑顔を絶やさずいることが南三陸民の強さだと思っています。

明日からまた、笑顔を忘れず前へ進もうと思います。

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《山内鮮魚店店長ブログ|南三陸町での大津波の写真を公開します》https://www.yamauchi-f.com/blog/?p=12 

 

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