山内鮮魚店 半被

本日、お願いしていた半纏(はんてん)が当社に届きました。待ちに待ったオリジナルの半纏(はんてん)でしたので、早速スタッフみんなで着用して大はしゃぎしてしまいました(笑) いつもはイベントがある度に南三陸町の半纏を着用していたので「山内鮮魚店」のオリジナル半纏がずっと欲しかったんです♪

 

オリジナル半纏(はんてん)は、魚とタコが泳ぐ「南三陸ブルー」をイメージ

山内鮮魚店 半纏

これが表側です。生地は通常の紺色ではなく、鮮やかな「南三陸ブルー」にしました。この生地も、制作途中で工場に選びに行き決めました。南三陸らしい、蒼々とした海のイメージ。大正解ですね!デザインは私店長が担当。南三陸キリコをモチーフに、南三陸の海と魚とタコをちりばめています(爽やかでいいですよね^^)

 

ちなみに「半纏(はんてん)」と「法被(はっぴ)」との違いはわかりますか? もともと「半纏(はんてん)」は「商人」が着ていたもので、「法被(はっぴ)」は「武士」が羽織ったものだそうです。現在は形に違いはないでそうですが、山内鮮魚店は商人ですので「半纏(はんてん)」ということになります。これから色々なイベントでこの半纏をお披露目できると思うと嬉しくて仕方がありません。

 

 

顔を見て会話をすると「人柄」が滲み出てくる

永勘染工場

作って頂いたのは永勘染工場さん。こちらは仙台市南染師町(みなみそめしまち)にある、120年以上続く老舗の染物店。町名にも「染」という言葉があるくらいですから、昔は染工場が軒を連ねていた地域。仙台駅から車でおよそ10分。若林区の線路沿いに建つ工場は、奥まった長屋のような建物になっていて、手前が店舗スペース。奥が工場になっています。一歩足を踏み入れると、100年前にタイムスリップしたかのような雰囲気。男子にはたまりませんね。

 

工場に入ると、若い職人さんたちが慣れた手つきで一心不乱に作業をしています。土の床、天井高く吊るされた布。見たこともない専用の道具。一日中この中にいて、見ていたい気持ちになります。モノが人の手から生まれるのを見ているのは本当にワクワクします。「生まれ変わったら染職人になりたい」と言ったら、笑われてしまいました(笑)

 

工場もさることながら、ここにお願いしたのはやはりスタッフさん達の「人柄」。伝統のある職人の真面目すぎるくらいの真面目さって、すごくいいですよね。しかも皆さん若い!私は現地で直接お会いしましたが、顔を見て声を聞いて言葉を交わすと必ず人柄が滲み出てきます。真剣にものづくりをされている方ならすぐにそれが分かりますし、工場見学が終わる頃には『ここにお願いしたい』そう思うのは自然だと思います。結局は「人」なのかもしれませんね^^

 

http://www.hanten-happi.com