ホタテの価格2015冬

今冬のホタテの価格が上がっております。当店ショッピングサイトでも先日価格を改正しましたが、実際はかなり頑張って価格設定しております。当店とましては、実は価格が上がったことよりも、今冬にお届けするホタテを確保できたという実感の方が大きいが本音です。

 

『今年の冬はホタテを販売できないかもしれない・・・』

およそ3か月、当店はそんな状況の中にいました。

今日はホタテ価格改正のお詫びと共に、それに至ったホタテの現状を知っていただけますと幸いです。

 

 

ホタテを届けられなかった昨年末の悔しさ

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安値で販売するには、安値で買う必要があります。ところが、ちょうど昨年の暮れ。一番ホタテのご注文が多い12月中旬から後半にかけて、ホタテの水揚げが途絶えてしまったのです。つまり、せっかくご注文頂いたお客様に、ホタテをお届けできない期間があったのです。水揚げがないため仕方がないのですが、今年は何とかしたいという思いがずっとありました。

 

ホタテは冬のお歳暮ギフトでも人気の商品です。常連様の中には何十年と当店のホタテをお歳暮ギフトにお使いいただく方もいらっしゃる。販売店としては、当然ながらそのご期待に応えなければいけません。『ホタテがありません!』では、いつも心待ちにして下さるお客様に申し訳がない。何とかしたい、今年はずっとそんな想いでおりました。

 

ホタテの確保とその背景

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「今年の冬はホタテの水揚げが少ないかもしれない」。その情報を生産者から頂いたのは、夏真っ盛りの7月頃。そこから、今冬お客様にお届けする「ホタテの量」をなんとか確保できるよう、生産者や市場と交渉すること2か月。それでもなかなか思う量を確保するに至らない。ようやく話がついたのが10月初旬でした。ホッとしましたが、もともと少ない量のホタテを様々な業者が取り合うわけですから、価格が当然高騰してしまっていました。

 

おそらく今冬は、三陸のどのお店でもホタテの価格が上がっていると思います。早々に年末のホタテ発送を切り上げるお店も出てくるでしょう。当店では年末までお届けできるくらいのホタテを確保できそうですが、それくらい”ホタテが少ない”状況だということをご理解いただけると幸いです。

 

ホタテの価格が変動する理由

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ホタテに限らず、海産物全般にとって”価格”は常に変動しています。天然魚も、養殖の魚介も然り。価格を大きく左右する一番の要因は「水揚げ量」です。水揚げが多ければ価格は下がり、少なければ取り合いになるため価格は上がります。

 

ホタテなどの”養殖モノ”にとって、水揚げ量を左右するもう一つの要因は、生産者を取り巻く環境です。ホタテは冬が最も大きく成長しますが、育ちすぎて寿命になってしまう時期でもあります。そのため生産者としては冬を前に早々に水揚げしてしまいたい。ホタテを年末まで海で活かしておくには生産者にとって高いリスクがあるのです。

 

また、三陸の養殖業はホタテだけを育てているわけではありません。牡蠣なども養殖しています。冬は三陸牡蠣の最盛期。ホタテよりも牡蠣の水揚げに追われてしまう。市場のニーズがホタテよりも牡蠣に集中してしまうのは、仕方のないことかもしれません。

 

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今年はそういった様々な要因が重なり、ホタテの水揚げ量が減少しています。

ですが自然のものとはいえど、価格改正につきましては当店を代表し心よりお詫び申し上げます。

そして何卒、ご理解いただけますと幸いです。

 

だた、やっぱり南三陸のホタテは絶品です。

活きて届くホタテには、届いた時の大きな喜びと感動があります。

箱を開けて顔を出すのはパクパクと口を動かすホタテたち。

甘くて大きなホタテのお刺身は格別です。

 

お歳暮ギフトとしても、ご自宅で楽しむにしても

一年の最後に食べたいのは、こうした贅沢で美味しい海鮮ですよね。

 

 

お歳暮ギフトに人気の活ホタテ

活ホタテ特集ページ|お歳暮ギフトに人気の活きたホタテ

https://www.yamauchi-f.com/special/hotate.html

 

<活ホタテ お客様の声>

しおちゃん 奥様の女子会レポートさん(1件) 星5つ
ホタテってこんなに美味しかったの。活きていたホタテの刺し身ってこんなに甘くて美味しいんだ。お寿司屋さんでも経験できなかった本物の味、ヒモもコリコリで歯ごたえ抜群です。 さらに鉄板焼きにしても酒と醤油を少し加えただけでめちゃ美味いです。 とにかくこの旨さは多くの人に経験させてあげたい。

 

d45poohさん(4件) 星5つ
お歳暮に利用させて頂きました。驚かれましたよ。見たことのない大きさ・厚み・色合いだと。食べてみてまたびっくりだったそうです。またよろしくだって(笑)。

 

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価格は改正いたしましたが、こんな嬉しいお声をいただけるよう

スタッフと共に今年のお歳暮ギフトも精進して参ります。

 

山内鮮魚店店長 山内恭輔