秋が旬のさんまといえば、一度は試したいのが七輪を使い炭火で楽しむ「さんまの塩焼き」。バーベキューも、せっかくなら炭火で生さんまを焼いて楽しみたいですよね。
でも、せっかくのさんまが真っ黒焦げになったり、生焼けになったり、上手に焼けなかった経験はありませんか?
今日はそんな方のために、旬の生さんまと七輪を使った「さんまのおいしい焼き方(七輪編)」をご案内します。七輪で焼くさんまは、外はパリパリ中はジュ~シ~。炭の香ばしさが絶品です。旬のさんまをぜひ七輪で美味しく焼いてあげてください。
失敗しない さんまの焼き方(七輪編)その1~炭はしっかり起こすべし~
さんまを七輪で焼く場合、大切なのが火力です。特に屋外で焼く場合は、風に影響されナカナカ上手に焼けない場合がありますので炭はしっかりおこしましょう。十分に火がおきたら、はじめてさんまを七輪にのせます。
ちなみに、さんまを焼く七輪は「さんまがすっぽり入るサイズ」がオススメです。炭の火のつき具合で焼きムラが多くなるため、なるべく丸い七輪よりも写真のような角形の七輪が適しています。
失敗しない さんまの焼き方(七輪編)その2~段ボールで風を防ぐのがコツ~
そして屋外でのさんまの炭火焼きに欠かせないのがこの「段ボール」。さんまの焼き方が上手な方なら必要ないかもしれませんが、風が吹いている日や、初心者の方には特におすすめします。
段ボールの役割は、風を防ぎ、熱を閉じ込め生焼けを防ぐこと。屋外で炭火を使いさんまを焼くと、どうしても熱が上手に伝わりません。外が焦げてしまってサンマが黒焦げになったり、逆に焦げるのがイヤで早めにお皿に移したら、サンマの中が生焼けだったり。そんな経験ありますよね。七輪でさんまを焼くのは結構難しいのです。
でも大丈夫。この段ボールを使い七輪を囲んであげれば風も防げますし、熱の周りがよくなります。
失敗しない さんまの焼き方(七輪編)その3~焼き加減はこまめにチェック~
七輪でさんまを焼く場合や、バーベキューなどで炭火でさんまを焼く場合、さんまが焦げる原因はただひとつ。それは火加減の調整が難しいからです。まして脂がのった新鮮なさんまならなおさら。滴り落ちたさんまの脂が炭火に着火し、ボォッと火柱が上がり黒焦げになってしまいます。これがさんまの炭火焼きが黒焦げになる理由です。
七輪の中の炭火も一定ではないため、さんまを反対にしたり、ひっくり返したりしてまんべんなく焼けるよう、こまめにチェックしましょう。そして火柱はなるべく立てずに焼きましょう。もしも火柱がたったら、さんまの位置をズラして直接火柱に当てないよう工夫してください。
失敗しない さんまの焼き方(七輪編)まとめ
これがさんま七輪焼きの完成図。「ちょっと焼きすぎ?」と思いがちですが、炭火で焼くサンマはこれくらいがベストです。炭火の香ばしい香りが焦げ目についているので、通常のグリル焼きとは一味もふた味も違います。炭火で焼くから皮もパリッパリです。
七輪を使ってさんまを焼くのは以外と難しいですが、一度は試したいですよね。難関ですが、秘密兵器(段ボール)を使い、旬のさんまをおいしく楽しんで下さいね。
サンマは不漁のため、販売を見合わせております。