山内鮮魚店が辿り着いた、究極のおもてなしセット。
『感動の寒鱈セット』誕生秘話。
山内鮮魚店店長の山内です。
12月に入り、本当にたくさんのご注文を頂戴しております。
当店では震災直後、ベテラン受注スタッフ達が家庭の事情でやむなく退社してしまってから、12月の繁忙期をどうスムーズにミスなく運営していくのかが課題でしたが、新人スタッフ達もここにきてようやく戦力になってくれています。
店長の私も、もちろん受注に携わる事がありますが、来年の「感動の寒鱈(たら)セット」に向けての準備が今月のメイン仕事です。
当店の「感動の寒鱈(たら)セット」は本当にいつもいつも沢山の常連様からご予約を頂戴し、昨年の発送件数は1ヶ月で1800セットを記録致しました。(本当にありがとうございます)
一年のうちたった一ヶ月しかない1月〜2月の一番寒い時期に水揚げされる、三陸産の寒鱈(たら)。
お届けすることができるのも、たった一ヶ月だけしかありません。
震災前、楽天市場やYahooショッピングなど、様々なモールにも出店していた経緯から、近頃は「あの寒鱈(たら)」の味が忘れられなくて、やっと見つけました!」という嬉しいお声を頂戴致します。
本当に有り難い限りです。
思えば、私店長が2004年に東京から南三陸町に帰郷した際、数十年ぶりに食べ、飛び上がるほど感動したのがこの「寒鱈(たら)」セットでした。
とはいえ、当時の発送件数はたった100セット程度。
それも白子が入った鱈を丸ごとお届けするといった昔ながらの丸投げ発送。
鱈という魚は「捨てる所がない」のが素晴らしいところですが、さばくのもまた大変。
まして魚を一からさばく機会が少ない都会暮らしの方々には非常に手が出しにくい。
スーパーで販売している鱈を買ってくるしかない。
私店長が自ら感動した三陸産の寒鱈(たら)、この美味しさと素晴らしさをたくさんの人達に味わって欲しい。
心からそう思える鮮魚を、どうしたら皆様に買って頂き、口にして頂き、感動して頂けるのか。
そのキーとなったのは「幻のタラのお刺身」でした。
タラは足が非常に早く(鮮度落ちが早く)、水揚げして2日を経過したタラでは「お刺身」は味わえません。
2006年、そのタラのお刺身を考案したのが私店長でした。
タラの昆布締めではなく、本物の「たらのお刺身」をお客様に食べて頂くことはできないか。
そしてお客様がさばくことなく、到着してすぐに楽しめるよう当店でさばいてお届けすることはできないのか。
仕入れスタッフや発送スタッフから投げかけられた言葉は「できない」の一言でした。
なぜなら水揚げしてさばいて発送するのにはスピードと熟練した技が必要だからです。
当時タラの発送と言えば「丸々一本発送。
ましてお刺身も、水揚げしたその日に発送しなければ絶対に味わえない。
でもそこに、お客様に100%満足して頂ける「おもてなし」の心があるのではないか。
何度もやりあい、説得し、最後に「やろう!」と言ってくれたのは仕入れ担当の弟でした。
ようやく、私自身が感動したこの寒鱈を、自分が感動した最高のクオリティでお客様にお届けできる、そう思い商品名を「鱈セット」から「感動の寒鱈(たら)セット」と命名したのです。
あれから7年、当店の寒鱈(たら)セットは、さらに何年もかけて試行錯誤を繰り返し、一ヶ月で1800セットものご注文を頂戴するまでになりました。
1シーズンに2回以上お買い求め頂くお客様も9割を超え、毎年12月になると「タラのセットはまだですか?」という沢山のお問い合わせを頂戴致します。
ただ、このセットは1800セットがもはや「限界」です。
水揚げはたくさんありますが、それらからさらに厳選し、さばき、発送することに限界があるからです。
もしかしたら今季(2014年1月〜2月)の寒鱈(たら)セットについては、発送制限をさせて頂く事になるかもしれません。
そのため、まずは毎年楽しみにして頂くお客様にこそ確実にお届けし、味わってほしい。
そんな思いで《会員様限定ご予約特価》にてご提供させて頂いております。
現在のご予約数は500セットほど。
12月31日まで会員様限定販売にてご予約を承っております。
未だ体験したことのないお客様は、ぜひ一度お試し下さい。
幻のタラのお刺身、誰もが唸るクリーミーで臭みのない新鮮な「生白子」、そして驚く程とろけるような「鱈の切身」、肝入りタラのアラ。
すぐに楽しめるよう、すべて当店がさばいて水揚げしたその日に発送致します。
当店が辿り着いた究極のおもてなしセットで、日本全国に100%の「感動」をお届け致します。