我々の故郷は、なんてキレイなのだろう。
山内鮮魚店店長の山内です。
昨日は夕方から仙台出張のため早朝に南三陸に帰宅。
三陸道は路面凍結の表示で見渡す限り霜が降りていました。
いよいよ本格的な冬が始まりますね。
三陸道を途中下車し、国道45号線を登米市から南三陸方面へ走る事30分。
山間部を抜けると必ず目に飛び込んでくるのが、この南三陸内湾の絶景。
早朝は特にキレイです。
今日は気温が低く、朝焼けも見えていて南三陸らしいコバルトブルーの海に早朝のシアンが馴染み、大好きな色をしていました。
思わず車を停めてiPhoneで一枚。
空のやさしいグラデーションが印象的でした。
冬の景色がなぜキレイなのか、調べてみると「空気が乾燥しているから」なのだそうで、空気中の水分が少ない程、光の反射が少なくより透明度が増すとのこと。
なるほど。
10数年近くも前の事ですが、南三陸を離れていた頃、帰郷する度に必ず目に飛び込んでくるこの景色を見ると「帰ってきたなあ」と実感したものです。
JR線からも見えるこの景色は南三陸にとってまさに象徴的な景色です。
春は穏やかな潮風が流れ、夏は心地よい潮風が吹き抜け、強い日差しが眩いばかりに反射する。
秋は哀愁に溢れ、冬は太陽の光と透き通った空気が包み込む。
我々の故郷はなんてキレイなのだろう。
この地に生まれて40年近く、震災を経ても尚心からそう思える景気がある。
やはり我々はずっと昔から海と関わり、海と共に生きている。
若き日々、南三陸を離れて暮らした場所、そこにもやはり海があり、無意識に海と関わってきた事を思い出しました。
波の音を聞いて、南三陸らしい穏やかな潮風に包まれる。
日々の何気ない絶景に感謝する一日です。