10月、神が割いた伝説の岩から稀少な日の出が顔を出す
山内鮮魚店店長の山内です。
鮭の遡上も始まり、南三陸にも冬が着々と近づいております。
朝晩はストーブが欠かせない季節になってきました。
40歳を目前に、冷え性や胃痛という若い時には考えられなかった事に悩まされる年頃ですが、厚手のニットを肌身離さず、暴飲暴食を控え、体調管理に努めたいと思います。
さて、南三陸町と石巻市の境目にある「神割崎(かみわりざき)」という場所はご存知でしょうか。
オートキャンプ場がある場所で、はるか昔からリアス式の岩に囲まれた南三陸の絶景スポットです。
当店の「かみわりわかめ」や「神割こんぶ」もこの地から名前を頂戴しておりますが、震災前は南三陸町と言えば「神割崎」という名所中の名所でした。
神割崎の伝説はこのような内容です。
「ある日、この浜に大クジラが打ち上げられましたが、隣の十三浜村との境がはっきりしていなかったため、クジラの取り合いから両村には争いが起こってしまいました。
その夜、あろうことか岬がまっぷたつに割れ、クジラも2つに割られてしまいました。
両村の人々は神様が岬を割り、いさかいの仲裁をしたのであろうといって、以来この岩の割れ目が村境となったと伝えられています。
今日も、石巻市との境界になっています。」
この神割崎の「二つに割れた岩の間」から絶景の日の出が見えるのが、1年の中でも「10月24日と2月14日の前後1週間ほど」だけなのです。
そして今まさに、その10月下旬の時期に差し掛かっております。
日出時間は5時50分頃という事ですので、お近くにお越しの際にはぜひ早起きして行ってみるのもいいですね!
南三陸町中心部から車で15分程です。
神割崎の敷地内、オートキャンプ場を過ぎるとすぐ近くの駐車場がございます。
私店長も、天気のいい日に行ってみます!見かけたらお気軽にお声がけ下さい(^^)
<南三陸観光協会-今月10月下旬、神割崎で美しい日の出をご覧いただけます>https://www.m-kankou.jp/archives/7004/