山内鮮魚店店長の山内です。このところ南三陸町内での「ものづくり体験」に参加している私ですが、昨晩は19時から南三陸町産の大豆から「きな粉」を作る作業現場におじゃましました。
南三陸町は海と山の町。海の幸にも山の幸にも恵まれていることを実感します。
さて、みなさん「きな粉」ってどういう過程を経てできるか知ってますか?
今回は、大豆から「きな粉」ができる過程を写真を交えてお伝えしますね^^
まずは収穫した大豆をフライパンで煎って行きます。大豆はもちろん南三陸町産のミヤギシロメ。大粒なのが特徴です。焦がさないよう、こうしてヘラを使い転がしながら5分程煎ります。
しばらくすると、大豆の殻の真ん中に亀裂が入り始めます。こうして殻を剥き、水分を取り除くんですね♪
そして新聞紙の上に広げて、熱を冷まします。
次に粉砕器に冷ました大豆を入れ、細かくしていきます。
これを細かくなるまで何度か繰り返します。
そして専用の農具で大豆の「皮」を取り除きます。こちらはまさに職人技。熟練の方しかできないそうです。
皮を除き、細かくした大豆を振るいにかけていきます。こうして細かくなった大豆の粉だけが「きな粉」になるんですね。これをずっと繰り返すんですが、ホントに大変な作業です。
作業の途中、先日南三陸町に出没したというツキノワグマの話に。なんとスマートフォンが出現♪ しかもFacebookの投稿で見たという会話も飛び出しました。ハイテクな農家のおばちゃん達です。
そして出来上がった「きな粉」は手作業で袋詰めし、パッケージしていきます。
最後に商品シールを貼って完成^^ ここまででおよそ1時間半。できたのは「きな粉」が10袋程度。ホントに大変な作業ですね。
作業が終わって一段落、みんなで持ち寄った手造りのお菓子やお漬け物で休憩タイム^^
そしてできた完成品がこちら。「童子の里のきな粉」。童子とは南三陸町入谷地区童子の地名。南三陸でとれた大豆で作る、手造りのきな粉。僕も思わず2つ即買いしました^^
こうして実際に作り手の作業を見させていただき、作り手の顔が見える商品って本当にすばらしいですね。誰がどこで、どんな風に作った商品なのか。それを実際に体験させていただくことほど、安心に繋がることはありません。
手造りのきな粉、これからたっぷりと楽しみたいと思います。
こちらの「童子の里のきな粉」は、南三陸町の産直各所で販売しているとのことです^^
南三陸にお越しの際には、ぜひ顔の見える「手造りきな粉」を探してみてください♪