11月30日開催 志津川湾鮭・いくらまつり福興市

山内鮮魚店店長の山内です。11月も半ばを過ぎ、寒さも一層厳しくなってきました。40歳を目前にして、夜中に寒くて何度も目が覚めてしまったり、日中も下半身が冷えてしまうのは皆さん経験する事なんでしょうか(笑)。

 

さて今月11月30日(日)は南三陸「志津川湾鮭・イクラまつり福興市」が開催されます。今が旬の秋鮭を使ったさまざまなお料理が並び、今しか味わえない旬のおいしさを堪能できます。目玉は志津川中学生全校生徒が協力して行う「巨大のり巻き」だそうで、こちらもきっと迫力満点ですね^^

 

南三陸ではそろそろ「鮭の遡上」にむけての準備が整っています。南三陸町内を走る「ふたつの川」の途中には毎年「捕獲用の仕掛け」が取り付けられ、そこで捕獲した秋鮭を人工孵化させる取り組みが何十年と行われています。だから南三陸は秋鮭の水揚が宮城県一なんです。こちらがその遡上する鮭↓

 

南三陸 鮭の遡上

この鮭の遡上風景は、まさに南三陸冬の風物詩。バシャバシャと音を立てて遡上する鮭の音、捕獲する漁協職員の風景は、小さい頃からの記憶そのままです。捕獲した鮭は人口受精を経て、稚魚になるまで育てられ、春に放流されます。その数は数百万匹。

 

自らエサを食べられる体長5cm、体重1グラムの大きさに成長した稚魚は2月~4月の間に南三陸町内にある二つの川に放流され、数ヶ月故郷の海で栄養を補給した後、オホーツク海、さらに北上しベーリング海、アラスカ湾を渡り、4年後数百万匹の稚魚のおよそ1%が故郷の川に戻ってきます。まさに命をかけた壮大な旅です。

 

震災前、当店の本店(自宅と一緒になっていた店舗)は、ちょうどこの「八幡川(はちまんがわ)」沿いに建っていました。小さい頃はこの川で毎日釣りをし、日が暮れるまで川で遊びました。中学生の時に夜中まで受験勉強をしていると、鮭が遡上する音がバシャバシャと聞こえてくる。何となくこの季節になるとそんな風景を思い出しますね♪

 

考えてみれば、南三陸には四季折々の旬がたくさんある事に気づきます。春は海藻、そしてシロウオ。夏はホヤにウニ。秋は秋刀魚にアナゴ。冬は秋鮭と牡蠣とホタテ。美味しい食材がありすぎて、南三陸に移り住む人のほとんどが体重を見事に増加させているようです(笑)私店長もしかり。

 

今しか味わえない「秋鮭」の魅力を、ぜひ福興市で堪能くださいね^^

 

〜志津川湾鮭・いくらまつり福興市〜

<開催日時> 2014年11月30日(日)9:30-14:30
<開催場所> 南三陸ベイサイドアリーナ特設会場
< 入 場 料 > 無料
<お問合せ> 福興市実行委員会事務局 tel:090-7077-2550