震災前の写真と歴史を知る、QRコードも設置!
山内鮮魚店店長の山内です。
本日は目の覚めるような快晴。
9月に入り、天気の悪い日が続いておりましたが、ようやく秋晴れの清々しい一日です。
さて、震災後に中心部に設置されていました「南三陸きりこボード」が嵩上げ工事のため「南三陸ポータルセンター」に続々と移動しています。
まだ工事が始まっていない場所では、そのまま設置されていますがいずれこちらにすべて移動となる予定です。
「きりこ」とは、南三陸町の宮司の氏子たちのために半紙で作る神棚飾りのこと。
もともとは毎日の先祖へのお供えものの代わりに食べ物などを象って飾り付けをしていたものです。
南三陸町では、2010年にその「きりこ」の様式を真似、町の人々の宝物や思い出などを切り紙で表し、それぞれの軒先に飾る「きりこプロジェクト」が行われました。
被災後、その絵柄を白いボードにし、苦難を乗り越え頑張る町民の姿を表す短文と共に、元々の店舗があった場所から、海へ向かって建てられていました。
写真が当店跡地に設置されていたキリコです。
南三陸の海、魚、名物のタコが描かれたキリコと「海をたやさず海とともに生きる」のメッセージ。
当店がモットーにしている言葉です。
キリコのデザインは当店のオリジナル地酒にも使用しています。
また、今回のキリコボードには、それぞれ左下に「QRコード」が設置されています。
これを読み込むと震災前のそれぞれの店舗の写真と、歴史が綴られたサイトを読む事ができるのです。
当店の昔の店舗画像も掲載されています!
ぜひぜひ、南三陸にお越しの際には南三陸さんさん商店街横の「南三陸ポータルセンター」敷地内に足をお運び頂き、QRコードを読み取りながらじっくりとキリコを眺めて頂ければと思います。