山内鮮魚店店長のヤマウチです。
今日は当店定休日。
13時まで南三陸さんさん商店街にある2号店の酒屋を開け
接客後、気仙沼へ行ってきました。
気仙沼は私店長の第二の故郷。
高校時代三年間を過ごした場所です。
南三陸町から車で約1時間。
近いようでナカナカ行けない距離ですが
数ヶ月ぶりに2時間だけでしたが滞在できました。
被災地、気仙沼を引っ張っている
気仙沼高校ラグビー部の後輩達の頑張りを目にし
また元気を頂きました。
こちらは気仙沼市鹿折(ししおり)地区にある打ち上げられた
第十八共徳丸。海岸から数キロ離れた場所にあるこの船も
取り除くか残すのか。南三陸町と同じ被災地としての葛藤を抱えています。
こちらがその鹿折地区に店舗を構える「すがとよ酒店」の店主(写真右)。
被災した自宅兼店舗から数キロ離れた高台で見事再建を果たしています。
先日のテレビ放送「NNNドキュメント」でも特集していたあの酒屋です。
津波で父親を亡くし、家族で懸命に生きる姿を、僕も放送を通じて知りました。
後輩ですが酒屋の先輩として、いつもアドバイスを頂いています。
被災した「すがとよ酒店」跡地にも行きました。
「負げねぇぞ気仙沼」
震災後、はじめてこの場所に立ちます。
「すがとよ酒店」跡地にはプレハブの建物がひとつ。
その壁一面に、写真が展示してありました
「すがとよ酒店の記憶と記録」。
震災前の写真と被災直後の惨状。
10数枚の写真と彼らのメッセージが綴られています。
そして「すがとよ酒店」で販売している復興祈願酒
「負げねぇぞ気仙沼」。すがとよ酒店が震災以来、ずっと発信し続けているメッセージ。
この力強い言葉は、彼の母親の直筆です。
そしてこちらも後輩が運営するアンカーコーヒー&バル 田中前店。
知っている方もいらっしゃると思いますがアンカーはここ気仙沼店が現在1店舗。
仙台市内に2店舗。その他県内と岩手県に合わせて3店舗を構える会社です。
港近くにあった自宅、そして会社を津波で失った彼もまた
こうして見事再建を果たしています。
店内は仮設プレハブとは思えない作り。
赤をポイントにした内装がいいですね。リラックスしつつも元気がでます。
後輩はあいにく外出していて会えず。
カフェラテと店員さんがおすすめしてくれたクロワッサンを頂きました。
久しぶりにアンカーのコーヒーを飲みましたが相変わらず美味しいですね。
クロワッサンも絶品でした。ゆっくりとコーヒーを飲む時間、本当に久しぶりでした。
こちらはアンカー&ほぼ日のコラボ商品「カップオン珈琲ギフト」。
糸井重里さんの「ほぼ日」、気仙沼支社があるのはご存知でしょうか。
ご覧になっていない方は是非ごらんください。
◆「気仙沼のほぼ日」http://www.1101.com/kesennuma/index.html
気仙沼での滞在時間は、ほんの数時間でしたが
同じ被災地として南三陸とは違った葛藤を垣間見た気がします。
日々の仕事や生活に終われ、どうしても南三陸から離れる事ができない毎日ですが
こうして少しだけ足を伸ばし同じ被災地を見て、話を聞く事の重要さを
改めて感じる時間となりました。
明日からまた、頑張ります!
そして懸命に頑張る気仙沼の後輩達も、ぜひ応援して下さい!
◆「負げねぇぞ気仙沼」すがとよ酒店
http://sugatoyo.com
◆アンカーコーヒー/フルセイルコーヒー
http://www.anchor2fullsail.co.jp/index.html