山内鮮魚店店長のヤマウチです。
新年を迎え、より一層寒さが増した南三陸町ですが皆様はいかがお過ごしでしょうか。
もうすぐ始まる予定の寒鱈の水揚げを待ちつつ、久しぶりにゆっくりとパソコンを眺めていたら
何となく目に入ってきた「東日本大震災 被災遺児のためのチャリティコンサート」開催の記事。
開催場所は日頃からお付き合いさせて頂いている岩手県一関市の蔵元「世嬉の一酒造」さん。
しかも石蔵クランストンホール。演奏はハンドベルとピアノと詩の朗読。
昨晩急遽仕事を早めに切り上げ、スタッフを引き連れて行ってきました。
雪の降りしきる夜の一関、異国にタイムスリップしたような石蔵の温かな雰囲気と共に
優しい気持ちに包まれた一夜でした。
【公演内容】
第一部 修紅短期大学学生によるハンドベル演奏
第二部 映像と朗読とピアノ演奏
朗読:北村 智恵
ピアノ 望月 優
(プログラム)
1.私達は忘れない ~朗読とピアノのための~(東北大震災被災者詩集より)
2.きつねのおきゃくさま
3.音楽の玉手箱(オルゴール)
4.雪はおどっている「子どもの領分より」
5.幻想曲 ニ短調 K397
6.スケルツォ 第一番 ロ単調
主催:東日本大震災 被災遺児のためのチャリティコンサート実行委員会
後援:バッハ研究会、世嬉の一酒造株式会社
こちらが世嬉の一酒造の石蔵「クラストンホール」。元精米所で大正7年の建築で現在はクラストンという名で結婚式・各種会合・会席の場として使用されています。
向こうに見えるのが震災で大きな被害を受けた「通り蔵」。
現在は販売所となっていますが昭和24年から27年まで「新星劇場」という映画館だったこともあり、 当時中学生だった作家・井上ひさしさんが切符のもぎりのアルバイトをしながら、 数々の名作に胸を躍らせた場所でもあるとの事。
コンサートの始まりは修紅短期大学学生によるハンドベル演奏から始まります。
学生達の澄んだ歌声がクラストンに響き渡っていました。お客さんもみんなで歌ってましたね。
すごく素直でステキな歌声でした。
ここから映像と朗読とピアノ演奏。被災地の写真と共に静かに始まります。被災者としてこの場所に立っていて不思議な暖かさを感じました。
雪の降りしきる一関の暖かい夜に包まれて、久しぶりに忘れていた優しい感覚を取り戻しました。
世嬉の一の歴史ある建物達は震災でたくさんの被害を受け、多額の修理費を必要としています。
今回こんなステキな夜にこの場所を訪れ、改めてこの建物達の素晴らしさを感じました。
この場所を訪れる様々な方々のためにも心から残すべき文化財だと感じました。
現在世嬉の一酒造では「被災地応援ファンド」にて出資を募っています(ファンドはこちら)
特に被災地では日々の生活でゆとりを持ち続ける事はなかなか困難な事ですが、こうした試みやイベントに今後はもっと積極的に足を運ぼうと思い直しステキな夜でした。